48歳になりました。
大きな失敗があったわけでも
劇的な成功があったわけでもありません。
それでもどこか小さな骨が
のどに刺さったような
あるいは頭の中に薄いもやがかかったような感覚が
ずっと残っていました。
コロナ禍を経て、
その違和感はよりはっきりしたものになり、
ある出来事をきっかけに、
無視できないものになりました。
このまま人生を今の延長線上に続けるのか。
それとも、一度立ち止まって組み直すのか。
いま、自分はその分岐点に立っている。
そんな感覚がありました。
違和感の正体
仕事。
それなりの年齢になり
役割や責任は増えてきました。
それでも生徒を指導する中で
どこか自信が持てない。
自分の中に一本通った軸のようなものを
感じられずにいました。
若いころは40代後半にもなれば
もっと自然にできるように
なっている自分を想像していました。
しかし現実はそうではありませんでした。
その事実に愕然としました。
暮らし。
贅沢をしなければ困ることのない生活。
教員という仕事柄毎年出会う生徒は変わり
行事に追われる日々は忙しくも充実しています。
それでも同じような毎日が静かに過ぎていく中で、
「何かが足りない」
という感覚が、ずっと残っていました。
お金。
家計の管理はすべて妻に任せ、
自分は「使えるお金」のことだけを
考えてきました。
家族を養っているという実感は
正直なところ薄かったと思います。
自分の使うお金も、
思いつきで使い、
クレジットカードに頼り
何にいくら使ったのかを把握しないまま
過ごしていました。
世の中にはもっと大きなお金を動かし
お金の使い方が上手な人がたくさんいる。
それを知ったとき、
「このままではいけない」と、
はっきり思いました。
身なり。
40代に入ってから毎朝のランニングを
再開しました。
30代のころ一時大きく体形を
崩した経験があり
これではいけないと感じたからです。
体形はある程度戻ってきました。
けれど服装や持ち物については、
こだわりは強いのにどこかしっくりこない。
ガジェットは好きで良いものを使えている。
それなのに身なりについては年齢に
見合う選び方ができていない感覚がありました。
「いいものを少なく持つ。」
それを自然に身につけている
大人になりたい。
そんな思いが少しずつ
強くなっていきました。
これらの違和感を年齢のせい、環境のせいに
することもできました。
しかし、そうしたくはありませんでした。
いや、正確に言うとそうできなかった。
放っておけなかったのだと思います。
「Rebuild」とは?
自分にとって「Rebuild」とは
人生を一からやり直すことではありません。
これまで積み上げてきたものを
一度立ち止まって見直し
目指す自分のありたい姿に近づけるよう
組み直していくこと。
視点を変え
視座を上げていくこと。
その過程を記録として残していく。
それがこのブログを始めた理由です。
このブログで扱う4つの領域
MONEY
お金は、使い方次第で不安を減らし
選択肢を増やしてくれるもの。
お金とどう向き合い
どう使っていきたいのか。
その試行錯誤を
記録として残していきます。
WORK
人生も仕事も
折り返し地点に来ています。
これからは目指してきた理想の
教師像に近づくことと同時に
次の世代へバトンをつないでいく役割も
意識するようになりました。
仕事に追われるのではなく
仕事を追いかける。
そして必要なことはきちんとこなし
自分の時間を取り戻していく。
そのための試行錯誤を
ここに残していきます。
LIFE
人生の後半戦を意識しながら
これからの時間をできるだけ
味わい尽くしたいと考えています。
そのために自分を見直し、整え、
少しずつ更新していく。
昨日の自分を超え続けるというより
いまの年齢にふさわしい生き方を選んでいきたい。
年齢にあらがうのではなく、
年齢とともに成熟していく。
その過程をこの場所に残していきます。
STYLE
年齢に縛られているわけではありませんが、
落ち着きのある大人としての品格は磨いていきたい。
かっこよく年齢を重ねること。
それは若く見せることではなく自分の
生き方に合ったものを選び身につける
ことだと思っています。
身なりや持ち物を通して、いまの自分に
ふさわしいスタイルを探していきます。





