
ボーナスで10万円。
本来であれば、素直にうれしいと
感じるはずの金額です。
それでも今年は、
なぜかうれしくありませんでした。
それどころか、
少し悔しい気持ちすらありました。
過去の自分
これまで何年もボーナスを
もらってきましたが、
この感情になったのは、
初めてかもしれません。
金額の上下は、
これまでもありました。
それでも、ボーナスの時期には
「もらってきた」という感覚がありました。
今年も、条件は同じはずです。
それなのに、
感情だけが明らかに違っていました。
違和感の正体
これまでも、
物欲がなかったわけではありません。
ただ、
「買える範囲で」
「使える範囲で」
と、
半分あきらめ半分納得しながら過ごしてきたように思います。
思いつきで買い、
気づけばお金はなくなっている。
何に使ったのか、
正直よく覚えていない。
衝動で買い衝動で使う。
そんな使い方をずっと
続けてきました。
今回の違和感の正体は、
金額そのものではありませんでした。
「なぜ、自分はこのお金をもらって
いるのだろう?」
そう考えたとき、
自分がお金を自分でコントロール
していないことに気づきました。
自分でハンドルを握っていない感覚。
誰かに任せたまま、
ただ流れていくだけの状態。
それが、どうしようもなく
気持ち悪く感じたのです。
これからの選択
だから今、
自分のお金を、
自分でコントロールしたいと思っています。
いきなり大きく変えるつもりはありません。
増やそうとも、
見せびらかそうとも思っていません。
まずは、この10万円を、
思いつきではなく設計して使う。
衝動で動かない。
納得できる形で、
一度だけ使う。
そのためのルールをつくり、
実際に使ってみる。
ここからだと思っています。





