昨年同じ時期に、この記事を書いた。
読み返してみると、同じ失敗を繰り返している.. 情けないですね。この記事中に出てくる女子生徒。素質抜群のOさん。本当に素晴らしい才能を持っていて良くも悪くもこのOさんを中心としたチームであり、練習計画やチーム運営もこの子を中心に回っていた。
本当の意味で勝負の年であった2022年… Oさんをはじめ、出場したすべての種目でブロック大会敗退という残念な結果。辛いですが、現実を受け止めるためにも振り返ってみたい。
全員予選、準決勝にて敗退【全滅】
今の3年生は、非常に明るく能力が高い。今回も100m、200m、リレー、幅跳、三段跳、砲丸投、七種競技と7種目5名がブロック大会へと駒を進めることができた。この中から3名はインターハイへ行けると思いこんでいたが、甘かった…
昨年と違い今年は、ブロック大会で勝負できると思い込んでいた。県大会でも上位に入っており、やってきたことも間違いないはずだった。しかし、全滅だった
なぜダメだったのか
原因を洗い出してみる。
①その気にさせる
一番はここじゃないかと考えている。例えば、
- インターハイに行くという強い意志
- ブロック大会で6位以内に入るイメージ
- 記録の更新(自己ベスト以上をここで出す)
などである。大会終了後、本人たちの感想の中に、「ちょっと難しいと思っていた」とか「記録的には無理だ」といったものがあった。こうなると、やはり難しい。こちらがいくら言っても本人たちの中に行けるイメージがわかなければ厳しい。
②チームとして
僕の担当している陸上競技は「個人競技」。リレーや駅伝もあるけど、基本的には個人。だけど、あくまで部活動であり学校教育の一部として考えて「チーム」ということを生徒たちには意識させている。チームとしての意識やまとまりはどうだったのか?実は、県大会の後にリレー主力の2年生が親の反対によりブロック大会を欠場した。詳細は書けないけど、足を痛めていることと父親の反対があったらしい。
こんな状況でチームとして戦えるのか?みんなでインターハイに行こう、あるいはこのチームなら行けるという雰囲気があったのかと言われれば、豪快にうんと言えないかもしれない。
③真面目と一生懸命は違う
基本的に毎日やることに変化はない。あるいは、強豪校と言われる学校・チームと練習内容が大きく違うかといえば大差はない。では何が違うのか?
きっと取り組む姿勢だったり、意識の仕方なんだろうと思う。当たり前にやることのなかに、どれだけ一生懸命やれるか。真面目にはやる。言われたことはきちんとやる。だけど死に物狂いでやることと真面目にやることには天と地ほどの差がある。
ここをおさえて指導できたろうか?答えは「否」である。
燃え尽きかけている
このチームに全精力を注いできた。やれることは全部やろうとしてきた。このチームでインターハイに行くことを目指していた。でも、及ばなかった..
僕の独りよがりだったかもしれないけれど頑張ってきた。そして生徒たちは本当によくやったと思うし、やってくれた。生徒たちは悪くない。
でも、ちょっと疲れたな〜。下の学年で来年に向けて頑張っている生徒もいる。だから立ち止まってる暇なんかない。わかってる、わかってるけど力が入らない。幸いにして考査期間に入る。ここでいったんリフレッシュする。いままでなら考査期間もいかに練習させるかにこだわっていたけど今回はパス。
自分の時間をとります。
良きことも悪きことも業報にさしまかせて
大会最終日。朝食前にテレビを見ていると出てきた言葉。「よきこともあしきことも業報にさしまかせて」歎異抄という教えの一文らしい。詳しいことはよくわからなかったけれど心にのこった。大会最終日に出会う言葉として考えると何か予知的なものがあったのかもしれない笑
もっとパワーアップして、指導力つけていい指導者になれるよう頑張ります。
最後までお読みくださりありがとうございました。