教員歴18年でもまだまだ。保護者からのクレームから僕が学んだこと。

5月の終わりに県総体が行われました。結果は5人が個人種目で地方大会への切符を手にしました。そして、一番力を注いできたリレーも…

ただし、故障者も多くまたも僕の力不足により生徒たちの力を十分に発揮させてやれなかったりと反省も多い大会となりました。今回は、この辺を振り返りながら自己反省をしてみたいと思います。

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大会終了後にきた保護者からのクレーム

今回、個人種目でかなりの活躍が期待されたMさん。まだ2年生ですが、取り組みも非常に真面目で一生懸命な生徒。しかし、3月下旬から足を故障し今回リレーはなんとか走ってくれましたが、個人種目の100mが準決勝落ち、200mは棄権となりました。こちらももう少し早くに気づいて休ませる等をすればよかったのですが、このことにより保護者よりクレームが来ました。

個をとるかチームをとるか

詳しくは書きませんが、結論としては「1ヶ月部活を休む。地方大会のリレーも出ない」

え?リレーも?って思いましたが、どうにもなりませんでした。このためにいろいろとやってきた分、ショックは大きい。これも、顧問として考えさせられる大きな出来事となりました。どうすればよかったのか。僕としては、無理強いしたことはないしリレーは本人も納得の上で出場してくれたもんだと思っていました。しかし、結果的には個人種目で納得のいく結果が出なかった。これが、保護者としては面白くなかったようです。本人も、口には出しませんが、そうだったのでしょう。やはり、この辺はコミュニケーション不足が否めない。

その気にさせる

いつもメンターであるKD先生から教えていただいていることですが、今回もそれ。本人も含めて、リレーでチームを作るといったことが浸透しきれていない。

話をする。思いを伝える。考えを聴く。

まだまだ足りませんでした。教員歴17年でも、やはりまだまだ指導力が足りない。

一歩踏み込んだ指導を

メンターであるKD先生の教え。

これは実際にあった話。ある年の卒業式で生徒の携帯電話が鳴った。入場前に「電源を切る」指導をしたにも関わらずだ。このことから、教員間で研修を行った。一歩踏み込んだ指導とは何か。

実際に机の上に携帯を出させて、その場で電源を切らせる。電源が切れているか確認する。

これぐらいやらないと、徹底できない。指導した、伝えたというのは行動が伴って初めて成立するんだということを学びました。自主的主体的という言葉が一人歩きしてますが、大切なことはきちんと伝え、徹底する。今回の騒動も僕自身に甘えがあった。「わかってるだろう」「伝わっているだろう」ではダメだということが身に染みました。

細かなところに気づく力

全体に指導しても、個には伝わっていない。伝えたいことは、本人に直接伝える。気になったことは必ずその場で確認する。当たり前のようだけど、できてなかった。

毎日自分史上最高

武井壮氏の言葉。

僕は、この言葉が本当に好き。

6月中旬に控えた地方大会。これでインターハイに行けるかどうかが決まる。今回の失敗を反省し、出場する選手には最高の結果を出してもらうために準備する。そして、少しずつまた教員として人として成長しよう。

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この記事を書いた人

シンプルなものが好きでプチミニマリストになりたい高校教員。持ちモノや働き方を最適化して快適なワークスタイルを。ニュートラルな状態で働くことを目指しています。休日は、ランニングや山、海に行ってアクティブに過ごすことが好き。
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