教育実習担当になりました…
先月より、教育実習生の指導担当となりました…
最近では、「教員にはならない」けど教員免許は取得する学生の指導はしないって教員もいるらしい。確かに、教育実習の担当になると余計な?業務が増える。授業も自分のところをさせるので、あとで補足したりといろいろと面倒なことも多い。
しかし、自分も学生の時にはそうやって育ててもらったので「恩送り」って思ってやっています。
今回は教育実習生を担当すると初心に帰れるよ。ではいってみよう。
初心を思い出す
今回担当している実習生は、僕が今の勤務校に来たときの生徒。当時2年生だった。陸上部でインターハイまでいった生徒。
授業をさせてみると、「あ〜こうすればいいのに」とか「今の、自分だったらこうやるな」って思うのだけど、それって実際に自分が授業やってる時に本当にそうしているのだろうか?ちょっと不安になったが、どうなんだろう。
見ているとハラハラすることもあるけど、自分の時より落ち着いてやっている。なかなかやりおる笑
そして、ときどきだがいい内容のことをやるので、こちらも勉強になる。指導案見たりとかいろいろ業務は増えるが、やってみると意外と勉強になる。
経験値という引き出し
僕自身のことを言うと、教育実習よりも初任で赴任した学校で受けた「初任者研修」が本当に良くて、今の自分を作っている。当時の指導教員はちょうど今の僕くらいの年齢だった。とても厳しく真面目な先生で、いい加減な僕はずいぶんと迷惑をかけた。その時に教わったことがベースとなって今の授業スタイルとか指導のスタンスができあがった。
教育実習生の授業を見ていると、経験という名の引き出しが多くできたなぁ…
例えば、
- 時間をうまく使うコツだったり
- 時間が余った時の指示
- 教材研究をどうやってやるか
- 生徒との距離感
- 授業時間の配分
昔では考えられないようなことができるようになっている。成長したもんだ笑
若さは武器
一つだけ、絶対に実習生に勝てないもの。それは「若さ」。これは、本当にどうにもならない笑笑 分かりきったことだけど、やっぱり思い知らされる。生徒との距離のつめかたは、もうね笑 若さは武器。僕も若い時には、言われてたけど今この歳になって身に沁みる。
ぜひ、若い教員の人たちには若さを武器に頑張ってほしいな。
初心忘るべからず
まだあと1週間ほど教育実習は続くのだけど、今回自分自身のためになったことは
「初心を忘れてはいけない」
ということ。教員になって18年になるけど、いまだ失敗も多い。いやむしろ失敗だらけ笑。
記事にしてないだけで、もっとたくさんある。2校目に着任した学校では、失敗して夜8時に保護者に呼び出されてクレーム対応したことだってある。本当にミスとか失敗が多い教員人生。辞めたいと思ったことも1度や2度ではない。
今回は、初心にかえるいい機会をもらえた。残りの教員人生はもっといい指導ができるようになりたいと素直に思ったのでした。
おしまい。
最後までお読みいただきありがとうございました。