こんにちは。タックマンです。
今回は、過去に学んだことを振りかえってみたいと思います。
コーチ(教師)に必要な5大スキル。
- 聴く
- 質問する
- 承認する
- 提案する
- フィードバックする
これらについて考えてみたいと思います。
聴く、質問する
「あなたにとって一番〇〇ってどんな〇〇ですか?」
これが究極の質問です(笑)
では質問について考えてみたいと思います。
質問の目的
- 確認する
- 知らないことを聞く
- 考えさせる
- 話のきっかけを作る
- 本音を知る
- 気分よく話をさせる
- 物事を具体的にする
- 視点を変える
- 未来を予測する
- 情報を収集する
などですね。これらを踏まえて、「なんのために」質問するのか?_
意図が大切となります。
クローズドクエスチョンとオープンクエスチョン
○クローズドクエスチョン
Yes/No はい/いいえ
で答えられる質問。例えば、
「メールの返事書きましたか?」
「最近、悩んでるんじゃない?」
○オープンクエスチョン
いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どうやって
を具体的に聞く質問。例えば、
「どうやってやるのがいいと思う?」
「どうしてそれがうまくいったんだと思う
?」
名選手は、名コーチになるか?
名選手、名監督にあらず!?
名選手と名コーチをそれぞれ生徒と先生に置き換えるとわかりやすいかもしれません。
仕事の能力いわゆる実力と生徒・選手の育成、マネジメントの違いがあいまいであることが問題ですね。どういうことかというと、仕事(勉強)ってできる人はできる(笑)
だからできる人は、「なぜできないか?」がわからないことが多い。もちろん、努力を重ねてできるようになった場合は別です。
ティーチングとコーチング
ティーチング・・・自分の経験や知識を相手に伝える
コーチング・・・相手の能力や自発性を引き出す。
より効果的に指導・支援、あるいは助言を行う場合は、ティーチングとコーチングを使い分けた方がよりうまくいくと思います。現状の課題を把握し、何をやりたいどうしたいをあぶり出す。
コーチングとは?
コーチングとは、目標を達成するために必要な知識・技術やツールがなんであるかを見つけ出し、それを相手に備えさせる(インストール)するプロセスです。簡単にいうと
「人を成功に導く」ということ
コーチングの3原則
- 双方向(お互いに)
- 継続的に(時間をかけて)
- 個別対応(その人にあったやり方)
そして、コーチング最大のポイントは
「人に話をさせる」引き出すってことです。コミュニケーションスキルが重要!!
やる気のない相手にはコーチングは成り立ちません。この場合は、ティーチングの方がいい場合が多いです。
コミュニケーションは、キャッチボール
コーチ(教師)が相手の話を聞いていないと
- 話を聞いてくれない
- 自分の言っていることは重要じゃない
- 自分は大切にされていない
- 自分なんてどうでもいい
- 自分なんかいなくてもいい
- ひとりぼっち ー 孤独感
となります。しかし、きちんと聞いてあげる(傾聴)ことができれば、これらが解消されます。
向かい合って相手の同意があって、初めて成り立つ
独りよがりはダメだということですね。相手に聞く意思があるか、聞ける状態かを確認しないと全く伝わりませんし、引き出せないです。
相手の行動を変えたいとき
相手が最も成長する、パフォーマンスをもっとも発揮するボール(言葉)を投げたいですね。もっともフィットしたボール(言葉)を、いい時にいいコースに投げたい。
安心感がないと話せない
うまくいっていることは話せるが、うまくいってないことは話しにくい。安心・信頼がないと都合の悪いことはとくに言わないですね。最近は、無記名アンケートとかあるのでずいぶん言いやすいとは思いますが。
ペーシング
相手に合わせる。防御をゆるめ、安心感を高めてあげることによって
・相手の情報を引き出しやすくする。
・こちらの情報を受け取りやすくする
○言葉のペーシング(同じ言葉を繰り返す)
感情・気持ち・主観的なことばを繰り返してやる
○言葉以外のペーシング
声、声の大きさ、表情、話すペースを合わせてあげる
○場所を選ぶ
相手の安心感を優先してやる方がいいですね。居心地の良い場所、安心できる場所。
承認する。アクナレッジメント
メッセージの種類
YOUメッセージ
「頭がいいね」「かわいいね」「センスがいいね」など
このメッセージの弱点は、評価されていると相手が感じる、拒絶心を起こす場合があることです。
Iメッセージ
「僕もやる気になった」「信頼している」「僕が助かった」「君といると楽しい」など
相手とのフラットな関係が必要となります。
WEメッセージ
「みんな喜んでいた」「学校の誇りだ」など
Iメッセージよりも強い。組織全体、チームの中での存在感がもてる。
どのメッセージがフィット(今でいう“ささる”)かは、考えなければけませんが、もっとも適したメッセージを選ぶ必要はありますね。
提案
質問の後に考えられる行動は
- 指示・・・役割の中で行われる「上司と部下」など
- 要望・・・相手にイエスを望むクエスチョン
- 提案・・・イエスでもノーでもいい。相手にゆだねる。引き出すための道具。
効果的に提案するときのポイント
- イエスかノーかは相手が決める
- まず、十分に意見を聞く
- 相手の許可を得る(相手が聞く体制になってくれる)
タイプ分け 「C、A、P、S」
コミュニケーションは難しいですよね。その問題は相手ですか?それとも自分?相性?はたまたそれ以外?一緒に何かをするときにやりやすい相手もいれば、そうでない相手もいます。色々な理由がありますが、相手との関係性に大きく影響する一つの要素がコミュニケーションです。
そこで、活躍するのがタイプ分けという考え方です。自分のタイプと相手のタイプを理解し、コミュニケーションを始めるといいかもしれませんね。
C コントローラー
- 行動的
- エネルギッシュ
- 起業家タイプ
- 支配、威圧的
- 単刀直入な物言い
- 人の話を聞かない
- 人に弱みを見せない
- 人間関係より仕事優先
コントロールしようとしない。
結論から単刀直入に伝える。
尊敬の気持ちが伝わるような言い方を心がけましょう
A アナライザー
- 慎重、冷静、客観的な物言い
- 計画や分析するのが好き
- 粘り強く堅実な仕事
- 感情を表現するのが苦手
- 安定した人間関係を好む
理由を大事にする。
本人のペースを大事にしてあげる。
外見で判断しない。
P プロモーター
- アイディアが豊富
- 社交的
- オープン
- 変化に強く順応性が高い
- 熱しやすく冷めやすい
- 話の展開が早く、よく話す
- ことを仕切るのが得意
ポジティブ(肯定的)
オリジナリティ
自由度が高い言い方「好きにやっていいからね」
S サポーター
- 援助することを好み、協調性がある。
- 温かく穏やか
- 気配り上手
- 他者の気持ちに敏感
- 仕事よりも人間関係を優先
- 計画や目標を立てることにはあまり関心がない
- 人の期待に応えるような態度をとる
コミュニケーションを切らない
気持ちを伝える(Iメッセージ)
タイプわけを理解すると、より楽になりそうですね。
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コーチ(教師)とは、クライアント(生徒)の視点を変えさせることです。そのためには、自らに問う力「質問」が必要です。
脳はストーリーを作り出す
「どうすれば知性をもって、世界中のPCを支配できるだろうか?」byビルゲイツ
「もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは本当に自分のやりたいことだろうか?」byスティーブ・ジョブズ
世界を代表する二人も、こう言った自問を毎日続けていました。
クライアント(生徒)の視点を変えるために以下のような質問が有効です。
「3年後にいまのあなたをみてみると、あなたはなんてアドバイスしますか?」
「もしあなた自身が、あなたの上司だったらどうですか?」
「あの人から見て、あなたはどう見えますか?」
「尊敬している人は誰ですか?その人だったらなんてアドバイスしますか?」
私は、一番最後の質問が好きです。
ちょっと視点を変える質問を自分にするだけで、脳は勝手に答えを探し始めます。
まさに脳はGoogleですね。
今回の記事がお役に立てれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。